痩せたいからといって、断食をしたり、糖質を気にしながら食事をしたりするのは辛いですよね。
また、栄養が偏ることによって、後々体調を崩してダイエットどころではなくなる場合もあります。
今日は、健康的に痩せるために人間の身体に必要な「7大栄養素」についてご紹介します!
1.たんぱく質
たんぱく質は、筋肉のもととなることは知られているとは思いますが、その他にも髪の毛や爪、内臓や骨に至るまで、からだの材料となる重要な栄養素です。
1日に、体重のkgをgに直した分を摂取するのが理想的だと言われています。
例えば、50kgある方だと、50gのたんぱく質を摂るのが理想的です。
2.糖質
糖質はいわゆる炭水化物と同様のもので、脳や神経系、赤血球などの主なエネルギー源となります。
ただし、過剰に摂取すると中性脂肪として蓄えられ、肥満や生活習慣病の原因となります。
3.脂質
脂質は細胞膜や血液、ホルモンなどの構成成分であり、身体の働きの調整を助ける役割があります。
良い脂質にオメガ3が挙げられ、亜麻仁油、えごま油などに含まれます。
逆に悪い脂質にはマーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸が挙げられます。
4.ビタミン
ビタミンには、他の栄養素の代謝を円滑にする役割があります。
例えば、たんぱく質を身体でしっかり働いてくれる状態にするのはビタミンです。
ビタミンは体内で生成することができないため、食事から摂ることが必須です。
5.ミネラル
ミネラルは、生命維持に不可欠な基本元素です。
体内では生成することができないため、食事から摂ることが必須です。
鉄やヨウ素は、たんぱく質や脂質と結合し、さまざまな生理作用に深く関わっています。
また、亜鉛やマグネシウムが皮膚の新陳代謝に欠かせないミネラルなので、肌トラブルが多い方には多めに摂取することをおすすめします。
6.食物繊維
食物繊維には、腸内環境を整え、腸内細菌の働きをサポートする役割があります。
食物繊維は大きく2種類あります。
不溶性食物繊維
水に溶けにくく、腸の動きを活発にして老廃物の排出を促す役割があります。
多く含まれる食材:豆・きのこ・根菜など
水溶性食物繊維
水に溶けやすく、食べものをゆっくりと移動させる役割があります。
多く含まれる食材:果物・海藻・こんにゃくなど
また、食物繊維には糖の吸収を穏やかにしてくれて、血糖値の急上昇を防ぐことができるという効果もあるため、ご飯を食べ始めるときには食物繊維から食べるのが良いとされています。
7.ファイトニュートリエント
ファイトニュートリエントは健康や美容の鍵となる植物から摂れる栄養素で、
「ファイト(Phyto)=植物、ニュートリエント(Nutrient)=栄養素」と記述されます。
自ら動くことができない植物が、害虫や紫外線から身を守るために生成する物質です。
必須栄養素とはされていませんが、近年の研究で、健康維持や美容にさまざまな効果をもたらす栄養素であることが解明されています。
ファイトニュートリエントは大きく3種類あります。
カロテノイド群
抗酸化作用があります。
多く含まれる食材:にんじん・かぼちゃ・ほうれん草などの緑黄色野菜
ポリフェノール・フラボノイド群
高血圧や動脈硬化などの血流に関わる病気の予防作用があります。
多く含まれる食材:ベリー類・アサイーなど
イオウ化合物群
強い抗酸化能力をもち、血液をサラサラにすることで抗血栓作用が期待できます。
多く含まれる食材:にんにく・たまねぎ・にらなど